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坂本龍一さんの「がん」闘病の経緯とステージ4からの歩み、最期の姿に迫る

天海 陸 天海 陸 • 更新: • 公開: • 読了約 7 分
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日本が世界に誇る音楽家であり、「教授」の愛称で親しまれた坂本龍一さん。2023年3月28日に惜しまれつつも世を去った彼の晩年は、過酷ながんとの闘いの連続でした。ステージ4という診断を受けながらも最期まで音楽に向き合い続けたその姿勢は、多くの人々に強烈な印象を残しました。

本記事では、公式ファクトや遺族・関係者の証言をもとに、坂本龍一さんの「がん」闘病の経緯から、最後の公の場となったオンラインコンサート、そして知られざる最期の様子までを解説します。

坂本龍一の「がん」闘病の経緯:ステージ4公表から晩年までの歩み

坂本龍一がん

坂本龍一さんは生涯を通じて数々の革新的な音楽を生み出し、YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)のメンバーとしても世界的な成功を収めました。しかし、その音楽人生の晩年は、大病との闘いの歴史でもありました。

公式発表や報道によると、坂本さんは2021年10月と12月に両肺に転移したがんの摘出手術を受けたことを、2022年6月に明らかにしました。診断された時点でがんは「ステージ4」であり、長期にわたる過酷な闘病生活を余儀なくされました。主治医の証言では、抗がん剤治療においてもピアノやキーボードの演奏に支障を及ぼす副作用が発生する薬剤の使用は頑として拒否するなど、音楽家としてのアイデンティティを最後まで守り抜いたといいます。

最後の生演奏と、魂のオンラインコンサート「Playing the Piano 2022」

闘病生活の中にあっても、坂本さんは音楽への情熱を失いませんでした。2022年3月26日、東京・サントリーホールで行われた東北復興支援プロジェクト「東北ユースオーケストラ演奏会2022」に登場。新曲『いま時間が傾いて』を初演し、これが公の場における最後の生演奏となりました。

しかし、長期の闘病で体力が著しく低下し、長時間のコンサートをやり切ることが困難となっていきます。そこで模索されたのが、1日数曲ずつの演奏を丁寧に撮影・編集してコンサート形式に仕立てるという手法でした。映像化にあたっては、映像作家である次男の空音央さんが監督を務めました。その映像は2022年12月11日に「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」として世界配信され、世界中のファンに深い感動を与えました。

時期・年 出来事・活動 主な概要・公式ファクト
2021年 10月・12月 がんの手術 両肺に転移したがんの摘出手術を受ける(後にステージ4であることを公表)。
2022年 3月26日 最後の生演奏 サントリーホール『東北ユースオーケストラ演奏会2022』にて新曲を初演。
2022年 12月11日 オンラインコンサート配信 『Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022』を世界配信。これが最後の姿に。
2023年 3月28日 永眠 東京都内の病院にて死去。享年71。

療養から最期の日々へ:家族に見守られた旅立ち

2024年4月に放送されたテレビ番組などでは、遺族の撮影・取材協力のもと、坂本さんが死去に至るまでの克明な状況が明かされました。東京の居宅にて療養中だった2023年3月20日深夜、発熱及び呼吸困難(血中酸素濃度が60〜70台まで低下)により救急搬送されました。

その後、快方に向かうことはなく、同月24日に本人からターミナルケア(緩和ケア)を病院に依頼。翌25日には4人の子供たちと病院で(海外在住の長男とはオンラインにて)生涯最後となる対面を果たしました。26日には東北ユースオーケストラ演奏会をオンラインで観賞するなど、最期まで文化や音楽に心を寄せていました。

27日には意識低下し昏睡状態に陥ったものの、臨終の1時間前には意識がない状態でありながらも右手がピアノを弾くかの如く動いていたというエピソードが残されており、音楽家としての魂の深さが多くの人々の胸を打つこととなりました。

YMO時代から晩年まで:音楽と表現を貫いた「教授」の素顔

坂本龍一さんは、若い頃について「YMOで大ブレイクして、30歳代半ばまではまさに人生の絶頂期だった」と振り返りつつ、自身の若かりし頃の激しい気性や率直な一面も自伝等で包み隠さず語っていました。音楽だけでなく、環境運動や社会問題への積極的な参加など、常に時代の最先端で表現活動を続けました。

クラシックを根幹に持ちながら、民俗音楽やテクノポップを融合させた独自のサウンドは、国内外の映画音楽(アカデミー作曲賞受賞など)を含め、後世のアーティストたちに計り知れない影響を与え続けています。がんという過酷な現実に向き合いながらも、最期まで美意識と創作の手を緩めなかった姿勢は、日本の音楽史における永遠の金字塔です。

【坂本龍一がん】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:坂本龍一さんががんと診断されたのはいつですか?
A1:具体的な初期の罹患時期については諸説ありますが、公には2022年6月に、前年(2021年)の10月と12月に両肺に転移したがんの摘出手術を受けたこと、およびステージ4である旨を公表しました。

Q2:坂本龍一さんの最後の演奏はどのような形で行われましたか?
A2:生前最後の公の場での生演奏は2022年3月の東北ユースオーケストラ演奏会でしたが、長時間の演奏が困難になったため、晩年は1日数曲ずつ撮影・編集したオンラインコンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」を世界配信しました。

Q3:坂本龍一さんの最期の様子はどのように伝えられていますか?
A3:2023年3月下旬に体調が急変して入院したのち、4人の子供たちと対面を果たし、臨終の直前には意識がない状態でありながらも右手がピアノを弾くように動いていたという感動的なエピソードが遺族の協力による番組等で明かされています。

坂本龍一さんのがん闘病の歩みは、絶望の中でも表現し続けることの意味を私たちに教えてくれました。ステージ4という重い現実を受け止めつつ、最後の瞬間まで音楽家としてのプライドと家族への愛情を持ち続けた「教授」の生き様は、これからも色褪せることなく、多くの人々の心に残り続けるでしょう。



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天海 陸
コンテンツディレクター 天海 陸
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芸能・エンタメ領域を14年担当。所属事務所の公式リリース、番組公式サイト、配信サービスの告知を一次情報として照合し、出典が取れない内容は記事に載せない方針を徹底しています。

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