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『オレたちひょうきん族』ブラックデビルさんま誕生の裏側!高田純次からの交代劇と伝説のキャラクターの歴史を徹底解説

天海 陸 天海 陸 • 更新: • 公開: • 読了約 7 分
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1980年代の日本テレビジョン史において、伝説的なお笑いバラエティ番組として今なお語り継がれる『オレたちひょうきん族』。その番組初期から中期にかけて、絶大な人気を誇った名物キャラクターが「ブラックデビル」です。お笑い怪獣と称される明石家さんまが全身タイツと悪魔のメイクで暴れ回った姿は、当時の視聴者に強烈なインパクトを与えました。

しかし、このブラックデビルを最初に演じていたのは明石家さんまではなく、タレントの高田純次であったことは広く知られています。なぜ初代からさんまへとキャラクターが引き継がれることになったのか、その知られざる舞台裏や交代の経緯、そして番組史における歴史的意義について、当時の制作現場の状況を交えながら徹底的に紐解いていきます。

『オレたちひょうきん族』誕生とブラックデビルの原点

ブラックデビルさんま

1981年にフジテレビ系列でレギュラー放送が開始された『オレたちひょうきん族』は、それまでの伝統的なお笑い番組の枠組みを大きく覆し、楽屋の裏側や出演者同士のフリートーク、パロディをふんだんに取り入れた革新的な構成で爆発的な人気を獲得しました。番組内では、ビートたけし演じる「タケちゃんマン」と、彼を翻弄する悪役キャラクターたちの攻防戦が大きな見どころとなっていました。

その中でも、タケちゃんマンの最大のライバルとして初期に登場したのがブラックデビルです。全身を黒いタイツに包み、頭には悪魔の角を模したヘッドギア、そして顔には奇抜なメイクを施したこのキャラクターは、登場するやいなや子どもたちの間で社会現象的なブームとなりました。バラエティ番組の歴史においても、キャラクターのビジュアルと演者の個性がここまで見事に化学反応を起こした例は数少ないと言えます。

初代・高田純次から明石家さんまへの交代劇とその裏話

多くの視聴者が「最初から明石家さんまが演じていた」と誤解しがちですが、初代ブラックデビルを担当したのは高田純次でした。放送初期、高田純次は劇団出身の若手俳優・タレントとして参加しており、独特のシュールな持ち味を生かして初代デビルを演じていました。

しかし、番組の方向性が徐々にライブ感あふれるアドリブ重視のバトルロイヤル形式へとシフトしていく中で、より強烈なインパクトと爆発的な笑いを生み出せるパフォーマーが求められるようになります。そこで白羽の矢が立ったのが、当時すでに若手お笑い芸人として頭角を現していた明石家さんまの存在でした。交代の具体的な経緯や現場の裏話としては、スケジュールや役柄の方向性の調整が行われた結果、さんまがそのキャラクターを完全に自分のものとして引き受けることになったと伝えられています。

さんまが2代目ブラックデビルとして登場してからは、持ち前の猛烈な関西弁のノリと、ビートたけしとの絶妙な掛け合いが爆発。お茶の間の人気は一気に最高潮へと達し、番組の黄金期を決定づける原動力となりました。

ブラックデビルからブラックデビルJr、そしてキャラクターの変遷

明石家さんまがブラックデビルとして大暴れしたことで番組の視聴率は飛躍的に向上しましたが、人気絶頂の最中、ブラックデビルは番組内で「殉職」という形で突如として降板することになります。この演出もまた、『ひょうきん族』らしいシュールで型破りなアプローチでした。

ブラックデビルの退場後、番組はさらなる新キャラクターの投入を余儀なくされ、その系譜を受け継ぐ形で「ブラックデビルJr」や、のちの「アミダばばあ」「パーマン」といった数々の伝説的キャラクターへとバトンが渡されていくことになります。初代の高田純次からさんまへ、そして次世代のキャラクターへと繋がっていったこの歴史的変遷は、バラエティ番組のキャラクターメイキングにおける一つの教科書とも言えるプロセスです。

時期・段階 担当キャスト 主な特徴と番組内の位置づけ
放送初期(初代) 高田純次 シュールな持ち味と独自の佇まいで、タケちゃんマンのライバルとして初代の土台を築いた。
黄金期(2代目) 明石家さんま 圧倒的なアドリブとビートたけしとの掛け合いで爆発的人気。番組の看板キャラクターへ昇華。
発展期(派生) 各出演者 ブラックデビルの系譜を引き継ぎ、Jrや新たなキャラクターへと進化を遂げていった。

なぜ明石家さんまのブラックデビルは伝説となったのか

明石家さんまが演じたブラックデビルがここまで長く語り継がれる理由は、単なる「悪役」に留まらず、お笑いのプロフェッショナル同士の真剣勝負の場を作り出した点にあります。ビートたけし演じるタケちゃんマンとのコントでは、台本通りではないその場の思いつきやアドリブが飛び交い、スタジオの観客やスタッフすらも笑わせるほどのライブ感がありました。

また、当時のテレビ業界はコンプライアンスの枠組みが現在とは異なり、演者同士が身体を張って笑いを追求することが許された熱気溢れる環境でした。その中心にいたさんまの瞬発力と愛嬌は、ブラックデビルという架空の悪役を「憎めない愛すべき存在」へと変え、日本中の視聴者の心を掴んで離さない要因となりました。

【ブラックデビルさんま】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ブラックデビルを最初に演じていたのは本当に高田純次ですか?
A1:はい、番組の初期段階では高田純次が初代ブラックデビルを担当していました。その後、番組の演出方針や笑いのテンポの変化に伴い、明石家さんまへと引き継がれました。

Q2:なぜ明石家さんまに交代することになったのですか?
A2:より激しいアドリブの応酬や、ビートたけしとの直接対決における爆発力を求める中で、当時勢いに乗っていた明石家さんまが起用され、キャラクターの方向性が大きく拡大しました。

Q3:ブラックデビルが番組を降板した理由は何ですか?
A3:人気絶頂でありながら、番組のマンネリ化を防ぐためや新しいキャラクターを次々と生み出す『ひょうきん族』の制作方針により、番組内で「殉職」という形で華々しく退場しました。

『オレたちひょうきん族』におけるブラックデビルさんまの誕生と、初代・高田純次から引き継がれた知られざる歴史は、日本のテレビバラエティの黄金期がいかにして作られたかを物語る象徴的なエピソードです。演者の個性を最大限に引き出し、予定調和を崩すことで生まれたリアルタイムの笑いは、現代のメディア環境においても色褪せることのないエンターテインメントの原点と言えます。

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天海 陸
コンテンツディレクター 天海 陸
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芸能・エンタメ領域を14年担当。所属事務所の公式リリース、番組公式サイト、配信サービスの告知を一次情報として照合し、出典が取れない内容は記事に載せない方針を徹底しています。

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